芝生墓地とは?気になるお金の話や購入の流れを解説
芝生墓地とは、どんなお墓?
芝生墓地と聞いて何を思い浮かべますか?
一般墓地(または普通墓地)とは何が違うのでしょうか。
目次
▶ 芝生墓地の3つの特徴
▶ 注目の芝生墓地
▶ 芝生墓地のタイプ色々
▶ 芝生墓地を選ぶ時に気をつけるポイント
▶ 芝生墓地の申し込みから埋葬までの流れ
芝生墓地の3つの特徴
特徴1/外柵がない
芝生墓地には墓石の周りに芝生が張られているだけで、一般墓地にあるような墓石の周りを取り囲む柵が設けられていません。
特徴2/開放的な景観
墓石の背が低く隣の墓石との境界を仕切る外柵もないため、開放的な視界が広がります。欧風の佇まいで緑が明るい印象です。
特徴3/比較的お求めやすい
通常の芝生墓地は外柵を設けないため、その分かかる材料費を節約できます。しかし芝生のケアが必要なため、管理料が高い場合があります。
注目の芝生墓地
民営霊園の代表的な芝生墓地
公園墓地 川井聖苑
所在地:神奈川県横浜市旭区川井宿町
ズーラシアの隣にできた緑豊かな霊園です。
湘南公園墓地 茅ヶ崎霊園
所在地:神奈川県茅ヶ崎市下寺尾
富士山を見晴らす広大な景観が魅力です。
公営霊園の代表的な芝生墓地
横浜市営メモリアルグリーン
所在地:神奈川県横浜市戸塚区俣野町
欧風公園のような佇まいで美しい緑が広がります。
藤沢市営 大庭台墓園
所在地:神奈川県藤沢市大庭
列ごとに生垣で仕切られた芝生墓地です。
芝生墓地のタイプいろいろ
芝生墓地には墓石の形状による違いや、環境による違いがあります。必ずしも芝生墓地という名称でなく、緑地付き墓地、芝生ゆとり墓地などと呼ばれる場合があります。
(1)地下納骨プレートタイプ
地下に納骨棺があり、地上に設置する墓石もプレート状の極めてシンプルな墓地です。
(2)地下納骨洋型タイプ
地下に納骨棺があり通常の墓石を設置しますが、ほとんどの場合和型墓石は建てられません。
(3)地上納骨タイプ
以上に納骨棺があり、墓石自体は一般墓地と特に違いはありません。しかし地下納骨洋型同様、和型墓石が建てられないケースが一般的です。
(4)舗装参道タイプ
芝生墓地の中には参道部分のみ舗装されている場合があります。地面がしっかりしているので歩きやすいタイプです。
(5)生垣タイプ
墓石の主に後ろに生垣があるので、背合わせになっている墓石と区切られ落ち着きがあります。
芝生墓地を選ぶ時に気をつけるポイント
お香を使えない墓地がある
防火のため、墓石にお香を手向けることが禁じられている場合があります。しかしお香を焚くのは主に仏教の儀礼ですのでそこに特別執着がない場合は気にしなくてもよいでしょう。
お参りする姿勢を考える
地下に納骨し、墓石の高さが低い場合は合掌、献花など一連の動作を屈んで行うことになります。
芝生墓地の申し込みから埋葬までの流れ
申し込みの流れ
民営霊園の芝生墓地は、生前にご自身の眠るお墓として契約できますので、自ら気に入ったものを選び、準備することができます。
申し込みまでの流れは一般的な墓地契約と同じです。
一方公営の芝生墓地は、運営する自治体により遺骨のある方でないと申し込めない場合がありますので、あらかじめご確認ください。
⇒参考:一般的なお墓の購入手順
(1)芝生墓地の情報収集
墓地を数多く取り扱っている石材店であれば、芝生墓地もお墓の一種として紹介してくれます。
自宅からの距離や、価格など、希望条件に近いものがあればパンフレットを取り寄せて検討しましょう。
(2)現地見学
見学予約を入れた上で現地へ下見に行きます。
雰囲気、周辺環境、供養プラン、交通アクセスなどを確認し、分からないことは係員の方に質問して解決しておきましょう。
(3)契約・入金
墓地が気に入ったら申し込みを行い、費用を納めてください。
現地見学当日に即決せずとも、ゆっくりと検討して問題ありません。
(4)使用許可証の交付
入金が確認されると使用許可証が発行され、墓地の使用者として認められます。
埋葬の流れ
(1)役所に死亡届を提出
死亡届が受理されると、火葬許可証が発行されます。
(2)ご遺体を火葬する
火葬場に火葬許可証を提出し、ご遺体を火葬します。その後に火葬場から返却される書類が埋葬許可証となります。
(3)墓地の管理者に埋葬許可証を提出
埋葬の日取りを確認し、当日にご遺骨を持参します。
※既にご遺骨をお持ちの場合は(3)のみとなります。
※既存のお墓からのご遺骨のお引越し(改葬)をする場合は、埋葬許可証の代わりに改葬許可証などの書類や手続きが必要になります。
⇒関連コラム:お悩み解決! お墓の引越しの手順や手続きを徹底解説
※本ページで紹介している芝生墓地の仕様や相場は、あくまで一般的な例です。
※掲載墓所が完売の際はご了承ください。